マスタリング TCP/IP 入門編 第4版
■読み直して気になった点・思い出した点をピックアップ
- 第1章
- ネットーワーク基礎知識
- 1.2.8 すべての鍵を握るTCP/IP
コンピュータ利用形態の変遷
年代 | 内容 |
2000年代 | インターネット技術中心の時代 |
1990年代 | インターネット普及の時代 |
1980年代 | コンピュータネットワークの時代 |
1970年代 | コンピュータ間通信の時代 |
1960年代 | タイムシェアリングシステムの時代 |
1950年代 | バッチ処理の時代 |
- 1.7.2 ユニキャスト、マルチキャスト、ブロードキャスト
-ユニキャスト:1対1の通信 = 電話
-マルチキャスト:1対特定多数のグループ = ビデオ会議システム
-ブロードキャスト:同じデータリンク内のすべてのコンピュータ = テレビ放送
-伝送速度:2つの機器間を流れるデータの物理的な速さを伝送速度という。bpsで表される。
-スループット:実際にホスト間でやり取りされる伝送速度をスループットという。帯域だけではなく、ホストのCPU能力やネットワークの混雑度、パケット中にデータが占める割合(ヘッダを含めず、データだけで計算する)なども考慮した実行転送速度を意味する。
- 1.8.1 通信媒体とデータリンク
代表的なデータリンクの種類
データリンク名 | 主な用途 | 伝送速度 | 通信媒体 |
Ethernet | LAN | 10Mbps | 同軸ケーブルツイストペアケーブル光ファイバケーブル |
Fast Ethernet | LAN | 100Mbps | ツイストペアケーブル光ファイバケーブル |
Gigabit Ethernet | LAN | 1Gbps | ツイストペアケーブル光ファイバケーブル |
10Gigabit Ethernet | LAN~MAN | 10Gbps | 光ファイバケーブル |
FDDI | LAN~MAN | 100Mbps | 光ファイバケーブルツイストペアケーブル |
ATM | LAN~MAN | 25Mbps,155Mbps,622Mbps | 光ファイバケーブルツイストペアケーブル |
X.25 | WAN | 64kbps 程度 | 光ファイバケーブル |
Frame Relay | WAN | 64k~1.5Mbps 程度 | ツイストペアケーブル光ファイバケーブル |
ISDN | WAN | 64k~1.5Mbps | ツイストペアケーブル光ファイバケーブル |
年 | 内容 |
1960年代後半 | DoDによって通信技術に関する研究開発が開始される。 |
1969年 | ARPANETの誕生。パケット後半技術のは開発。 |
1972年 | ARPANETの成功。50ノード以上までに拡大。 |
1975年 | TCP/IPの誕生。 |
1982年 | TCP/IPの仕様決定。UNIXが提供され始める。このUNIXの中にはTPC/IPが実装されていた。 |
1983年 | ARPANETの正式手順がTCP/IPに決定。 |
1989年ごろ | LAN上でのTCP/IP利用が急速に拡大。 |
1990年ごろ | LAN,WANを問わず、TCP/IPが使われる方向に発展。 |
1995年ごろ | インターネットの商用化が進み、プロバイダが数多く設立される。 |
1996年 | 次世代IPのIPv6の仕様が決定し、RFCに登録される。(1998年に修正される) |
-RFCの入手方法:RFCのオリジナルは次のところから配布されている。
- 2.5.3 データリンクを流れるパケットの様子
- 第3章
- データリンク
- 3.1.1 MACアドレス
-バス/リング型のネットワークでは、すべてのステーションが送信されてきたフレームをいったん受け取る。そして宛先MACアドレスを調べ、自分宛の場合には受信し、そうでない場合には破棄する。(トークンリング方式の場合は次のステーションへ転送する)
-コンテンション方式:CSMA方式
-CSMA方式を改良したCSMA/CD方式がイーサネットで採用されている。
-トークンパッシング方式:トークンと呼ばれるパケットで送信権を制御(トークンは巡回させる)
- イーサネットの種類と特徴
イーサネットには通信ケーブルや通信速度の異なる仕様が存在する。
10BASE-T の "10" は 10Mbps を意味し、"5" や "T" などの文字は媒体の違いを意味します。
イーサネットの種類 | ケーブルの最大長 | 最大ノード数 | ケーブルの種類 |
10BESE2 | 185m | 30 | 同軸ケーブル |
10BESE5 | 500m | 100 | 同軸ケーブル |
10BSE-T | 100m | - | ツイストペアケーブル(UTPカテゴリ3~5) |
10BASE-F | 1000m | 2 | 光ファイバーケーブル(MMF) |
100BASE-TX | 100m | - | ツイストペアケーブル(UTPカテゴリ3~5/STP) |
100BASE-FX | 412m | 2 | 光ファイバーケーブル(MMF) |
100BASE-T4 | 100m | - | ツイストペアケーブル(UTPカテゴリ3~5) |
1000BASE-CX | 25m | - | シールドされた銅線 |
1000BASE-SX | 220~550m | 2 | 光ファイバーケーブル(MMF) |
1000BASE-LX | 550m/5000m | 2 | 光ファイバーケーブル(MMF/SMF) |
1000BASE-T | 100m | - | ツイストペアケーブル(UTPエンハンスドカテゴリ5) |
UTP (Unshielded Twisted Pair Cable : シールドなしツイストペアケーブル)
STP (Shielded Twisted Pair Cable : シールドされたツイストペアケーブル)
MMF (Multi Mode Fiber) : マルチモード光ファイバー
SMF (Single Mode Fiber) : シングルモード光ファイバー
- イーサネットのフレームフォーマット